今回私たちは紅葉の北アルプスに登ってみようということで9月28〜
29日に紅葉の燕岳登山と言うことで燕岳に行って来ました。
今回のコースとしては、車にて中房温泉手前の
駐車場
まで入り、中房温泉への橋の手前の売店の横から始まる、日本三大急登の
一つ合戦尾根の登山道を登ります。
この道は売店の横、登山道に入って
すぐから合戦の頭まで、急登が続き樹林帯の中をひたすら登ります。 途中に、
第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチ
と休憩ポイントがおかれています。 第三ベンチぐらいまで登ると遠くに
冨士山を
望むことが出来ました。 富士見ベンチをこえてひたすら登っていくと
やっと、合戦小屋
に着きました。合戦小屋の所までくると廻りの木々が
すっかり紅葉し燃えるような山容でした。
合戦小屋から最後の急登を登って合戦の頭に出ると周りの展望が開け、
左手には槍ヶ岳の秀峰を
望むことが出来ました。そして、真正面には、今晩の宿、
燕山荘が、
右手には今回の登山の目的地、
燕岳、北燕岳が見えてきました。
合戦の頭からは、尾根歩きとなり、さっきまでの道よりか、ずいぶんと
楽に歩くことが出来ました。周りの展望がいいと疲れも和らいでいくよう
な気がします。
周りの木々の紅葉
を見ながら1時間くらい行くと燕山荘に到着します。
早速小屋の手続きをして、荷物を置いて燕岳頂上を目指
すことにしました。 山荘から尾根づたいに歩いていくと右手には穂高の
町が、左手には北アルプス裏銀座の山々の大展望を見ながら歩いていきます。
途中には変わった形の花崗岩の岩たちがたくさんあり、特に
眼鏡岩と呼ばれる
岩に眼鏡のように穴があいている不思議な岩もありました。
燕岳頂上からは360度の
大パノラマを楽しむことが出来ました。
遠く富士山、南アルプス、立山、白馬、そして、槍ヶ岳、穂高連邦の山々を
見ることが出来ました。
この日はそれから、山小屋に戻り急登での疲れを癒やすことにしました。
この、燕山荘は北アルプスの山小屋
でも5つの指に入るぐらい充実した
設備と環境で、ゆっくり休むこと事が出来ました。
また、オーナーの楽しいお話、
アルプスホルンの演奏など楽しいひとときをすごすことができました。
次の日はご来光を見てから、朝食を取り、
(あまりにも美味しかったので三杯もおかわりしてしまった!!)
それから、燕岳、北燕岳、東沢乗越を通って、中房温泉へ下りるルートを
通ることにしました。 東沢乗越までは
快適な尾根道なのですが、そこから中房川の沢まで下りるのが、これはまた
また急坂で下りるのに、苦労しました。
沢へおりたものの、そこから中房温泉までの、
登山道が沢の
増水、山の斜面の崩落によって、ずたずたになっており、途中に壊れたり
流されたりした橋がありました。この登山道は、餓鬼岳へ行く人ぐらい
しか通らないためかあまり整備が行き届いてない気がしました。
何回も川を渡り、沢を遠巻きし快適とはいえない沢沿いの道を七時間歩い
てやっと中房温泉手前の所の橋の所まで来ましたこの橋は
新しい橋にかけかえられていました。
中房温泉に入ってから帰ろうと思っていたのですが、思ったより時間がか
かり温泉には入らずに帰ってきました。
今回の山登りは、二日とも天候に恵まれ、山を歩いている間ずーっと頂上に
雪をかぶった富士山を見ることが出来ました。
燕山荘でもらった地図
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